今回紹介するVAPE、Aspire Skystar Revvo KitはAspireが製造・販売しているVAPEです。
Aspireはいつもハイクオリティな商品を展開していることでお馴染みの有名メーカーです。
VAPE(電子タバコ)とは、様々なフレーバーのリキッドをコイルで加熱して、そこから発せられる蒸気を味わう嗜好品です。
商品の多くは充電式のバッテリーを内蔵するMODと呼ばれる本体とコイルが収められているアトマイザーというパーツを合わせて使用します。
たばこ味、有名ドリンク味、スイーツ味、フルーツ味などフレーバーが数多く存在し、有害物質と言われるタールやニコチンを含まないことから禁煙を目的にVAPEを始める方も多くなってきています。
VAPEはまだ一般に浸透しているものとは言えませんが、最近は喫煙所や居酒屋などでも見かける機会が増えてきました。
海外の芸能人にも愛好者が多く、徐々にではありますが知名度が高まってきています。
日本のテレビ番組でもVAPEが登場することがあり、禁煙グッズとしてだけでなく、新しいカルチャーとしての広がりも見せています。
このページでは、Aspire Skystar Revvo Kit のレビューをはじめ、使い方、吸い方、詳細な設定を紹介します。
目次
Aspire Skystar Revvo Kitのパッケージ
コンパクトなパッケージに収められています。
パッケージサイズは片手で楽に鷲掴み出来る程度の大きさで、コンパクトに収められています。
裏面には製品についての詳細などが書かれています。こちらについては後述します。
また、偽造品防止のためのスクラッチも付いています。
“Scratch and Check”と書かれている部分を擦って剥がし、QRコードから飛べる認証画面で認証をして正規品であるということを証明する保証となります。
開けるとMODが収められています。
この下にアトマイザーや説明書などが収められています。
Aspire Skystar Revvo Kitのアイテム内容
MOD(本体)、アトマイザー、コイルが揃っているキットです。
また18650のバッテリーを2本使用するのでそちらは別途お買い求めください。
これに加えてリキッドがあればVAPEを始めることができます。
リキッドに関しては実店舗や通販サイトも充実してきているので、簡単に購入出来るようになっています。
もちろんAmazonや楽天などお馴染みの通販サイトでも販売しています。
Aspire Skystar Revvo Kitの付属アイテム一覧
- SkyStar MOD本体
- Revvo tank
- 交換用コイル(0.1Ω〜0.16Ω/カンタル素材/対応出力50〜100W・推奨80〜85W)
- 交換用ガラスチューブ
- 交換用シリコンOリング
- 専用シリコンキャップ
- マイクロUSB充電ケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)
Aspire Skystar Revvo Kitのレビュー
まずは簡単なスペックの紹介です。
Aspire Skystar Revvo Kitのスペック
価格 | 10,500円 |
---|---|
サイズ(mm) | 11.4 x 7.6 x 7cm |
重量(g) | 259g |
アトマイザーをつけるとこんな感じ。MOD本体が派手目なデザインなのでシンプルなアトマイザーが逆に全体的な雰囲気を落ち着かせて高級感があります。
一般的なスターターMODより若干大きめですが、丸みを帯びた形状なので持ちやすさに問題はありません。
むしろしっくり来て持ちやすいです。
Aspire Skystar Revvo KitのMOD(本体)のレビュー
ツヤのある本体、丸みを帯びた形状で手に馴染みます。
Aspireのロゴは背面にありました。
前面と背面はウッド模様が入っていますが、側面はシルバーのフレームとなっています。
小型のMODは全体的に作りが安っぽくなっていることが多いのですが、それと違いAspireは高級感があるしっかりとしたデザインで作っていると思います。
MODのスペック
サイズ(mm) | 高さ 91mm×横幅50mm×奥行33mm |
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重量(g) | 不明 |
機能 | カーブモード 予熱機能(強弱指定あり) |
出力モード | VW/Bypass/温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS / CPS(C1、C2、C3) |
出力範囲(W) | 1~210W |
電圧数範囲(V) | 0.1V~9.0V |
抵抗値範囲 | 0.1Ω〜3.5Ωまで使用可能 |
温度数範囲 | 200〜600°F・100℃〜315℃ |
充電ポート | microUSB (2Aの高速充電が可能) |
バッテリー | 18650バッテリー*2 |
引用元:アスパイア公式HP
パフボタン
パフボタンは液晶画面の上にあります。
軽いクリック感があり、押し心地は悪くありません。
また、tarModは近年増えてきたタッチスクリーンタイプの液晶を採用しています。(詳しい内容は後述)
デフォルトの輝度は高く、明るい場所でもしっかりと全体を確認することが出来ます。
アトマイザーの取り付け部分
アトマイザー接続部分は同じに510接続のスプリング式です。
幅が24mmのため25mm以上のアトマイザーをつけた場合は若干不格好になってしまいました。
背面部分
背面はシンプルに”Aspire”のロゴがあります。
このウッド模様なのもあって目立ってはいないですね。
バッテリーのキャップ
バッテリーキャップは背面部分にマグネットでくっついています。
かなり強めにくっついていたので使用する中で外れるといったことはほぼ無いと思います。
僕は開けるのに3分ほど格闘しました。
バッテリー挿入口
こちらがバッテリーの挿入口です。少し見辛いですが、きちんとプラス・マイナスの方向が書かれている配慮も嬉しいですね。
アトマイザー(リキッドを入れるタンク)
ここからはアトマイザーの紹介です。
アトマイザーはリキッドをミストに変える部分で、VAPEにおいては味に最も影響の多い部分になります。
付属のアトマイザーは交換式のコイルユニットを取り付けるクリアロマイザーと呼ばれるタイプのものです。
クリアロと略されて呼ばれることが多いです。
コイルユニットを取り付け、真ん中の注入口へリキットを注入して使用します。
交換式のコイルユニットはコイルを自作する手間が無く、タンクの中へある程度のリキッドを保持することが出来るため、リキッド補充の手間も少なく済むというメリットがあることから初心者の方は特に気軽に使い始めることが出来ます。
アトマイザーは様々なタイプがあります。
初めてVAPEに触れるという方は安全性などの観点から見ても”クリアロマイザー”というタイプのアトマイザーを使用するのが良いでしょう。
こちらがキットに含まれているアトマイザーです。
ツヤ感のある本体と同じくアトマイザー本体にもツヤ感があります。
エアホールは上部に4箇所開いており、無段階で調節するタイプです。
エアホールの開き具合を変えることにより、コイルに当たる空気の量を変え、ミストの量、濃さ、吸ったときの重さを好みに調整することが出来ます。
例えばエアホール全開であれば吸った感触は軽く、煙は多く、全閉に近い状態であれば吸った感触は重く(実際のタバコに近い)、煙は少ない…というイメージです。
アトマイザーのスペック
直径(mm) | 24 |
---|---|
高さ(mm) | 45 |
リキッド容量 | 3.6ml |
ネジのタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用(510規格使用不可) |
コイル | 専用コイル 型ARC(Aspire Radial Coil)搭載 濃厚、爆煙、液漏れ防止構造 |
エアフロー | サイドエアフロー |
リキッドチャージ | トップフィル |
引用元:アスパイア公式HP
エアホール
4箇所にあるエアホールを全開にすると非常に軽い吸い心地になります。
無段階調節ということもあり、好みの吸い心地に調整することも容易です。
ドリップチップ
ドリップチップは非常にワイドなタイプのものです。
専用規格のため、アトマイザーを変更しない限り他のドリップチップの使用が出来ない点には注意してください。
リキッドチャージ部分
リキッドチャージ部分にはAspire独自の特徴があります。
(画像はわかりやすくするため外していますが)中央の注入口にリキッドボトルを押し込みながらリキッドを注入します。
焦げ防止の為にリキッドを入れたら初回とコイル交換時は本体を逆さまにして10分程度待ち、リキッドがコイルに染み込んでから使用しましょう。
コイル
コイルは同じ抵抗値のものが装着済み、予備と合計で2つ付属しています。
抵抗値が高いと味の再現度が高く、抵抗値が低いとミスト量が多い代わりに味が飛んでしまうと言われていますが、コイルの材質・巻き数、エアフロー、ドリップチップの形状、ワット数など様々な条件により味は変わりますので一概にそのとおりとも言えません。
コイルは消耗品です。短くて1週間、長くても3週間程度で交換しましょう。
このコイルは3つ入り1500円で販売もしているので、月のコストはおよそ1000円~1500円程度で収まるでしょう。
こちらがコイルとコットンです。
これもAspire独自のものが採用されています。
フラットノッチコイルARC(Aspire Radial Coil)というタイプのものです。
ストーヴトップというコイルを使用し、タンクに蓋をする構造をとっています。
特に液漏れに強いことが特徴で、表面積が多いことから濃厚な味と爆煙を楽しむことが可能です。
コイルの交換もキャップとネジを取り外すだけなので非常に簡単に行なえます。
ネジが円錐状になっており、加熱したリキッドが跳ねてくるスピットバックという現象を防いでくれる構造にもなっています。
持ち歩きのしやすさ
手のひらサイズというには若干ですが大きいですが、カバンやポケットなどに入れても邪魔になるサイズや重さでは無いでしょう。
特に液漏れに強いというメリットが持ち運びに関しては非常に嬉しい点だと断言出来ます。
VAPEの使い方
今回紹介するSkystarMODは様々なモードを搭載しています。
しかしセットのクリアロマイザーを使用する場合はワット出力モード(別名:VWモード)を使用します。
最初に使用するのであればこのワット出力モードの使用方法だけおさえておけば問題ありません。
ワット出力モードとは、簡単に言うとワッテージを自由に変更出来るモードになります。
付属のクリアロマイザーには推奨ワッテージというものが設定されており、そのワットで吸うのが美味しく吸えるものとされています。
ワッテージが高ければコイルの温度も上がるため、ミストの量も増えます。
リキッドごとにも美味しく吸える温度がありますので、推奨ワッテージに囚われずに自分なりに美味しい温度を探すという楽しみもVAPEにはあります。
1.MODにバッテリーをセットする
わかりやすく刻印もあります。電池の向きは絶対に間違えないようにしましょう。
2.アトマイザーにリキッドを注入
リキッドチャージはドリップチップを外さず吸口の内側にある真ん中の注入口にリキッドボトルを押し込みながらリキッドを注入します。
リキッドを入れたら初回とコイル交換時は本体を逆さまにして10分程度待ち、リキッドがコイルに染み込んでから使用することで焦げやイガイガを防止することが出来ます。
大体アトマイザーのガラス部分の半分くらいまで入れられれば十分です。
吸っているときも、何度か吸ったら本体を少し傾けてリキッドをコイルに触れさせるようにしてみましょう。
リキッドとコイルが完全に分離している構造なので、こうすることでリキッドが常に美味しい状態で吸うことが出来ます。
3.MODにアトマイザーをセットする
アトマイザーをMODにセットします。
接続部分はネジ式になっているので時計回りに締めれば問題ありません。
きつく締めすぎないようにしましょう。
4.電源を入れる
パフボタンを5回クリックすることでMODが起動します。
5回クリックが必要なのは誤操作防止のためです。
電源が入らないという場合は電池の向きを確認しましょう。
5.パフボタンを押してミストを吸う
パフボタンを押すと通電し、コイルに熱がかかりミストが発生します。
ドリップチップ(吸口)に唇を当てて、吸い込みながらパフボタンを押しましょう。
吸わずにパフボタンを押し続けるとコイルを焦がしてしまうので注意が必要です。
ミストが出ない、または少ない場合はワッテージの設定が推奨値内になっているかどうか確認しましょう。
【備考】簡単な操作方法の説明
このMODは冒頭部分でも説明をしましたが、タッチスクリーン形式を採用しており、液晶画面をタッチしてワッテージやモード変更などを行います。
ここではその操作方法について簡単に説明をします。操作について迷った場合はこの一覧を確認してみてください。
- パフボタンを5回押すと本体のロックとアンロックを切り替える
→ロックされている間は使用できません。 - パフボタンを3回押すとステルスモードになります。
→液晶にはなにも表示されませんが使用出来る状態です。電池を節約したいときにおすすめ。 - ロックを解除した状態で画面を2回上にスワイプすると出力変更が可能、VWモードであればこれでワッテージの変更が可能となっています。予熱機能の強さもHARD、NORMAL、SOFTから選択可能です。
- 画面を2回下にスワイプするとモード変更が可能です。
→いわゆるVWモードでの運用はWATTまたはVOLTAGEに合わせて設定してください。
→BYPASSモードは出力変更が出来なくなります。自分でコイルを巻いたアトマイザーを使う方向けの設定なので今回紹介は割愛します。
→温度管理モードで使用する際にはTCモードを選択してください。その後、使うコイルに合わせて「Ni」「Ti」「SS」「M1」「M2」「M3」から選択し、温度管理時のワット数やTCR時の設定を行いますが、付属のコイルで温度管理は行えないので今回の紹介では割愛します。 - モード変更画面からSYSTEMを選択すると様々な設定が可能です。
→Vape Timeの秒数を設定することでパフボタンを押している間の吸える秒数が設定出来ます。
→Screen Timeの秒数を設定することでメイン画面が時計画面になるまでの時間を設定出来ます。
→Watch Timeの時間を設定することで時計画面がスリープになるまでの時間を設定出来ます
→Brightnessの値を設定することで画面の明るさを設定出来ます。
→Languageで英語と中国語で設定出来ます。
→Default選択でYESを押すと初期状態へ設定をリセットします。 - 本体をパソコンに繋いでファームウェアのアップデートが公式HPより可能です。性能が向上することがほとんどですが、使い勝手が変わったり、不具合が発生する可能性もありますのでアップデートは自己責任でお願いします。(当ブログでは責任を負いません。)
Aspire Skystar Revvo Kitスターターキットを吸ってみた感想
付属のコットンにありがちな嫌な臭いは全くと言って良いほどなく、リキッドの味がそのままクリアに吸うことができました。
有名ドリンク味のリキッドで1度吸いましたが、リキッドをそのまま舐めたときと同じくらいの味の濃さが保たれていて非常に驚きました。
2~3種類の味が調合されたリキッドでもそれぞれの味が際立っている実感がありましたので、そのようなリキッドを試すのにも良いでしょう。
エアフローが4箇所で比較的大きいことから、全開にしてワッテージも高めにして爆煙を楽しむというのがアトマイザー本来の性能を発揮出来ると感じました。
もちろん付属のコイルの推奨値以下のワッテージで吸うことも可能です。
むしろそちらの方が味の再現度が高くなるリキッドもあるかもしれません(今回のレビュー内では見つけられませんでした)。
スピッドバックが発生している音は聞こえますが、それが口に届くということが全く無かったのも高評価です。
液漏れのしやすさ
リキッドを入れたまま様々な角度で放置しましたが、エアホールからリキッドが漏れることは全くありませんでした。僅かなシミ、漏れなどもありません。
リキッド漏れに関しては、今回のレビューにあたって文句の無い結果となりました。
それでも液漏れを極力防ぎたい!という方は保管の際にMDOからアトマイザーを外して逆さにして保存すると良いでしょう。
VAPEの吸い方
VAPEの吸い方について軽くご紹介します。
VAPEの吸い方は大別してMTLとDLの2種類があります。
MTL(マウストゥーラング)は少ないミスト量と重い吸い心地が特徴です。
高抵抗のコイルを使用することが主流となっています。
吸い込んだミストを口の中に溜めて味を楽しみます。
タバコ系のリキッドなどはこちらの吸い方が美味しくなるように作られている場合が多いです。
DL(ダイレクトラング)はMTLと違い多いミスト量と軽い吸い心地が特徴です。
低抵抗のコイルを使用し、エアフローを全開に大量のミストを発生させてそれを肺まで吸い込みます。
多くのミストを吸い、吐き出すのはVAPEならではの吸い方ですね。
今回紹介したSkyStarMODはこちらのDL方式で吸うのが適しています。
バッテリーの充電について
MODに付属のUSBケーブルを挿して充電を行います。
最大2時間もあればフル充電になりました。
僕は使用頻度がヘビーユーザーの方と比べて少ないほうですが、バッテリーは使い切るとこまで使用しても負担になるので2~3日に1回は充電をして常に容量の30~90%の間を保つようにしています。
コイルの交換時期
どんなコイルも消耗品です。
早い人は1週間、毎日使用しているのであればどんなに長くても3週間~1ヶ月で交換しましょう。
味が出づらくなったり焦げ臭くなってきた時が交換の時期です。
Aspire Skystar Revvo Kitのまとめ
別途電池とリキッドを購入する必要はありますが、他人と被りづらい高級感のあるデザイン、、漏れの無い優秀なアトマイザー、持ちやすい形状、ちょうどよい重さ、 温度管理など初心者を脱した後も使える豊富な機能の搭載など至れり尽くせりのMODです。
また、充電式のバッテリーはへたってしまったら終わりですが、SkystarMODのような交換型バッテリーのものは長期的な使用を考えると非常に便利なMODです。
初めて買うには若干価格が高いキットになりますが、将来的に見ても長く使えるMODなのは間違いありません。
VAPEの沼にハマることが見えてしまっている方には特におすすめのキットと言えるでしょう!