こんにちは!今回はVapefly(ベイプフライ)から発売されているアトマイザー、Galaxies(ギャラクシーズ) MTL RDAのレビューです。
MTL特化である選択肢が豊富と言えるほど種類が無かったような気がしますが、いわゆるマスプロで発売されるとなると気軽に試すことが出来るので嬉しいですね。
MTLとはマウス・トゥ・ラングと言い、タバコを吸うように口にミストを溜めてからその後肺まで吸引する方法のことを言います。
このアトマイザーはRDA(リビルダブル・ドリッピング・アトマイザー)というタイプのもので自分でコイルを巻き、セットアップして使用するタイプのアトマイザーになります。
シンプルな見た目であるGalaxies MTL RDAですが、使ってみたところ非常に”すげーヤツ”でした。
その性能を紹介していきます!!
目次
Vapefly Galaxies MTL RDAのパッケージ
青が基調となる小さいパッケージで届きました。アトマイザー自体が小さいので重量も全然重たくありません。
背面には正規品証明のスクラッチがありました。
Vapefly Galaxies MTL RDAの付属品
- Galaxies MTL RDA本体
- 六角レンチ
- T字レンチ
- プリメイドコイル(Ni80 26ga、Ni80 28ga+44ga*2*16)
- BF(ボトムフィーダー)用ピン
- 予備Oリング
- 予備イモネジ
定番の内容です。
扱いが難しいNiコイルではありますが2種類のプリメイドコイルが付属されているのは嬉しいですね(カンタルでも欲しかった)。
コットンは付属されていませんので、そちらは別途用意する必要があります。
こちらは付属のコイルですが、実物を見て驚きました。肉眼じゃどんな編み方をしているかわからないくらい緻密に巻かれており、カメラで必死にズームしてやっと確認出来るくらいのものでした。
(手持ちの機材ではここまでのアップが限界でした…)
28ga+44ga*2*16で巻いてあると書かれていますが、だからといってどうやって巻いたものなのかわかりません。恐らく手巻きではなく機械で巻いたものとは思いますが、付属品でここまでのものを用意されるとは思いませんでした。
Vapefly Galaxies MTL RDAのスペック
まずは簡単なスペックの紹介です。
価格 | 2,980円 |
---|---|
サイズ(mm) | 高さ 32.4mm×幅22mm |
ドリップチップ | 510規格 |
コイル | シングルコイル |
エアフロー | サイド |
外観
GALAXIES(銀河)の文字と太陽系を表現しているのでしょうか?惑星にあたる部分にエアフローが開いているのがセンス◎でとてもカッコいいです!
カラーがブラックなのであまり目立たないのが個人的に残念。もっと目立たせたいのでピカピカに磨くのも良いかもしれません。
外観の仕上がりはとても綺麗に仕上がっています!さっそく机にぶつけて傷がつきましたが!
分解しました
早速分解してみました。ドリップチップ部分が固いので非常に取りづらかったので、ゴム手袋の使用がおすすめです。
プラスチック素材?黄色のトップキャップですが、これは取り外しが出来ませんでした。
RDAはパーツ数が少なく構造がシンプルで清掃も楽なのが良いですね。
それでは細かくアトマイザーを見ていきましょう。
チャンバー
外観とは裏腹にチャンバー部分はちょっと珍しいものになっています。
縦に穴が3つ開いているのはアトマイザー外側にある惑星部分のエアフローです。
ドリップチップに向かってドーム状の形をとりながら、エアフロー調節の際の空回り防止のための切り欠きがついているのが良いですね。
この切り欠きが引っかかるおかげでリキッドのせいで滑りやすくなっているアトマイザーも本体から外しやすくなる点は個人的に助かる副産物です。
底部
BFタイプではない通常のノーマルピンが接続されています。
MTLのドリッパーであればBFで使いたい方もいると思います。その場合は付属のBFピンに付け替えればOKです。
ドリップチップ
ドリップチップはMTLらしい小径で絞られています。
広がっている部分は約14mm、ミストが出てくる部分で10mmでした。
内径は3.5mmでテーパー状になっています。こういう形は咥えやすいので好みです。
アトマイザーのプラスチック部分と馴染む形でなだらかになっているので咥えたときに違和感が何もありません。
デッキ
このようにサイドから挟み込むタイプのエアフローは最近よく見かけますね。
Galaxies MTL RDAは2ポール2スレッドでシングルコイル前提のデッキです。
中央側のイモネジはエアフロー調節用、コイル固定スレッドはその外側部分になります。
ジュースウェルもサイズから考えると十分にあると思います。大型RDAまでとはいきませんが、そこそこの量のリキッドを保持することが出来ます。
コイル固定部分
コイルの固定部分はワイヤーが飛び出しづらいように入り口が狭められていました。
エアフロー
エアフロー構造には個性が溢れていました。
デッキには溝が切られており、この溝でエアーの供給が変わる仕組みになっています。
このような構造なので、若干融通が効きづらい部分が生じてしまいます。
トップキャップには3つエアフローがあり、1番大きい1.5mm経のみ開けることは不可能なデザインです。
また、2つ開ける場合は0.8mmと1.2mmのみといった形になってしまいます。
またGalaxies MTL RDAはデッキ部分のイモネジを調節してエアホールの開き具合のも調節できます。
この構造もつけるのであればキャップ部分のエアフロー調整は必要ないのでは…と感じましたが、エアフロー細かくこだわりたい方向けに両方つけたと考えましょう!
Vapefly Galaxies MTL RDAをMODに乗せる
22mm経のアトマイザーですから大型MODに乗せるのは似合わないかもしれませんね。
僕はMODは必要最低限あれば良かったのでそこまで数を持っていないのですが、2つほど手持ちのMODに乗せたものを紹介します!
大昔に某Youtuber様の動画を見て購入したTesla threeにつけてみました。使い込み過ぎて禿げ上がっていますが何もかもシンプルで良いですよ。
こういった黒系のMODと黒のアトマイザーは合いますね、黄色のトップキャップ部分が差し色として良い働きをしていると思います。
MODの幅が2mmでアトマイザーの内径が22mmなので段差が発生してしまうこと以外は何も文句は無いです!
こちらは普段使用しているHugo VaporのBoxer Rader MODです。
ここまでの大型MODとなると若干アンバランスに見えますね。
僕はあまり気にならないのでこちらでも使っていますが、見た目にもこだわる方は前述の若干小さめのMODを使用するほうが良いですね。
Vapefly Galaxies MTL RDAをビルドしてみた
ついにビルドに入ります!
今回は付属のワイヤーは使用せず、一般的に広く使われているカンタルワイヤーを使用してのレビューといきたいと思います。
内容は26gaカンタルを6巻、ドライバーン後の抵抗値は0.6Ωでした。
こんな感じにビルドしてみました。基本不器用なので、世の中に自分のビルドを載せるのはちょっと恥ずかしいですね(笑)
ビルドしてみてわかったのですが、コイルジグを乗せる溝があり、これがあることでネジ留めの際にコイルが乱れたりし辛いのが非常に便利でした!ビルド初心者にもおすすめです!
コイルの位置は斜め下から来るエアーがコイルの下半分くらいに当たる位置に置いてみました。
もちろん高さには余裕があるので、もっと高い位置に置くことも可能です。
ネジ留めから外れないようにグイッグイッとずらしましょう!
Vapefly Galaxies MTL RDAを吸った感想
せっかくのMTLアトマイザーなのでエアフローネジは全閉、トップキャップのエアホールのみ調整して吸ってみました。
めっっっっちゃドローが重い!!MTLってこんなに重たいと改めて実感しました。
個人的に苦手なスピットバックもほとんど来ないですし、吸い込む際の音が静かでミストの量が構造上少ないからベイパーが多い僕の職場の自席で吸っていても全然目立ちませんでした(笑)
肝心の味ですが、3000円の商品とは思えないくらい濃い味が出てくれました。
ダイレクトにリキッドの味が出ているイメージで正直驚きました。3000円ですよこれ(2回目)
アトマイザーが小さいですが、プラスチックパーツがあるおかげで唇が熱くなることもありませんし、細かいことを気にしないでガンガン吸えました!
エアフロー全開にして吸ってみましたが、ドローが軽くなりすぎるのでMTL感は薄れますね…。
エアフローは開けてもほんの少しが良い場合が殆どで、閉じ気味の方が美味しかったです。
MTLのRDAって数が少ないのかあまり見た記憶が無いのですが、Galaxies MTL RDAに関しては
- (値段が)安い!
- (味が)美味い!
- (ビルドが)簡単!
- (見た目が)カッコいい!
ざっくり言ってこんな感じの良アトマイザーだと思います。軽く調べただけですが、多くのベイパーさんから高評価を得ているみたいですね。
ビルドも簡単ですし、お手軽な美味しいMTLRDAを探している方はマストバイなのではないでしょうか!?(笑)