今回ご紹介するアトマイザーを作っているメーカーのVANDY VAPE。
毎月新作が出ているのでは?と思うほどの勢いで立て続けに新商品をリリースしており、
RDA、RTA、クリアロマイザー、MOD、コイル等の各種アクセサリーも自社で製作しています。
VANDY VAPE信者ともなるとリキッド以外の全てをVANDY VAPEで揃えて居るとかいないとか…。
そんな自社製品の開発に熱心なVANDY VAPEから、また新たにRTAがリリースされたようです。
早速レビューしていきたいと思います。
今回ご紹介するのはこちら!
REVOLVER RTA(VANDY VAPE)REVOLVER RTA 公式
外見だけでは一般的なRTAに見えますが果たして…。
REVOLVER(リボルバー)RTAのパッケージ
ざっと外装から見ていきたいと思います。
VANDY VAPEのいつも青い箱に入っています。
箱が切り抜いてあってRTA本体がバッチリ見えるようになっています。購入時にも見える方が安心感がありますね。
VANDY VAPEのインスタグラムアカウントに飛べるQRコードと、偽造防止のスクラッチコードが付いています。
箱の裏にはこのRTA最大の”売り”であるデッキのイラストが書いてあります。詳細は後ほど。
REVOLVER(リボルバー)RTAを開封
それでは開封していきたいと思います!
RTA本体と交換用ドリップチップ、ガラスタンク、各種アクセサリーと説明書が入っています。
以下が付属品になります。
〜付属品一覧〜
- REVOLVER RTA 本体
- 交換用バブルタンク
- 810ドリップチップ(黒、白)
- 510変換アダプター
- 各種Oリング、ネジ
- フューズドクラプトンコイル(0.3Ω)
- マイナス、プラスドライバー
REVOLVER(リボルバー)RTAの外観
こちらがREVOLVER RTA本体になります。思ってたよりずっと大きい。
サイズも25mm径で高さもそれなりにある為、どっしりとした印象です。
分解してみた
分解するとこのようなパーツ構成になります。部品数も少ないので組み上げるのにも苦労はしないでしょう。手入れの際にもしっかり洗えそうです。
REVOLVER(リボルバー)RTAのスペック
- 全長 45mm(ドリップチップ含め)
- 幅 25mm(24.2mm)
- 重量 138g
ドリップチップ
ドリップチップは810(ハーフインチ)規格です。
白い方がもともと付いていたドリップチップで、黒い方が交換用のドリップチップ。
内径はほとんど変わりませんが加工が少し異なっており、白い方が角が落とされてよりなだらかになっています。
外側にも溝が切られていたり、高さも抑えられているのでデザイン的にも白い方がマッチしている気がしますがこの辺はお好みで。
510用の変換アダプターも付属しているので、手持ちのドリップチップと交換可能です。
…が、見た目的にはあまりしっくりこないですね。なんだかバランスが悪い感じがします。
リキッドチャージ
リキッドのチャージはトップキャップを開けていれる”トップフィル”形式になっています。
ここの開閉もすごくスムーズでネジの噛み込みなども無く、加工精度の高さを感じます。
チムニー
チムニーに大きくVANDY VAPEのロゴとREVOLVERのロゴが入っています。
この部分のロゴはモロに見えてしまう部分なのであまり主張しすぎると、ちょっと安っぽく見えてしまうのが難点。
チムニー裏はもちろんドーム型。ミストもスムーズに上がってくれそうです。また液化したリキッドも角に溜まらないので衛生的です。
タンク
ガラスタンクはストレートタイプとバブルタイプ。公式ページを確認したのですが、ストレートの方の容量が5mlで、バブルの方も5mmと書いてあるんですよね。
バブルタンクのほうが容量多く見えるのですが。記載ミスかもしれませんね。
バブルタンクを取り付けるとこのようになります。ストレートタイプより見た目はこちらの方が好きですね。
いかにも”爆煙仕様”でバカスカ吸ってしまいそうです。
ポジティブピン
MODと接続するコンタクトピン(ポジティブピン)もインシュレーター(絶縁体)ごと十分に出っ張っているので、この部分でのショートの心配はなさそうです。
一応コンタクトを緩めてMODに合わせられるよう調整式にはなっていますが、コンタクトを緩めて使うことはオススメしません。ぐらついてショートを起こすおそれがあります。
万が一のことを考えてしっかり締め込んだ状態で使いましょう。
デッキ
では次にデッキ紹介をしていきます。
コイルを止めるクランプです。プラス、マイナスのどちらのドライバーでも緩めることができます。クランプの両端でコイルを挟み込む格好になりますが、以外と幅が狭いのであまり太すぎるクラプトンコイルなどは使用できなさそうです。
コットンを通すホールが左右に大きく空いているので、しっかりとリキッドも供給してくれそうです。
エアフロー
エアフローのコントロールリングは全開〜全閉まで無段階で調整できるタイプです。
精度も良く全閉では全く吸えません。また開閉もとてもスムーズに動かすことができます。
さて、ここからが本題。
パッと見て目につくのがやはりこの独特なエアホールでしょう。
手前のネジをドライバーで回すと縦穴3つ、横穴2つ、12個穴の3種類に変更できます。
(現在の設定は12個穴)
こちらが横穴2つ
こちらは縦穴3つ。開放口の一番大きいタイプになります。
これら2種類のエアホール上にコイルを設置することになるので、下からコイルに向かって吹き上げる”ボトムエアフロー”のアトマイザーになります。
いわゆる良く味が出やすいと言われているのがこの形状。
ですがとにかくエアホールの穴が大きいので、エアーが散らばってしまって味が薄まってしまわないか不安です。 現段階では12個穴のものが一番バランスよく使えそうな気がします。
ビルド
それではビルドしていきましょう。
今回は付属するプリメイドのコイルを使っていきたいと思います。
このまま組めば抵抗値は0.3Ω、推奨ワッテージは50〜60Wとの事。
コイルの足を少し曲げてやり、コイルの中心から出るように調整しています。
高さはエアホールから少し上げてこのくらいの位置にしています。
エアホールの中心にくるように微調整して固定。
クランプとチムニーの隙間にあまり余裕がないので、コイルの足は飛び出さないようにきっちり切ります。飛び出ているとチムニーと接触してショートを起こすので注意しましょう。
最後にチムニーを取り付けてオームメーターでの抵抗値の確認も忘れずに。
コイルが均一に赤く熱するようにドライバーンします。ドライバーンの際は立ち上がりが遅いのでデュアルバッテリーのMODに載せ替えて行なっています。
ドライバーンした後コイルが冷えてからコットンを通します。あまりギュウギュウに詰め込むとリキッドの供給が悪くなるので程よく通していきます
吸ってみた
準備が終わったらリキッドを直接染み込ませていきます。
今回使用するリキッドはイチゴタバコフレーバーの”Bae BACC”
今回のコイルの推奨ワッテージが50〜60Wと言う事なので、まずは60Wで試していきます。
パフするとこれくらいの煙量になります。やはりクラプトンコイルなので、立ち上がりは遅くなってしまい時間差で煙が出るようになります。
カーブモードなどを搭載したMODであれば、最初のW数を高く掛けて立ち上がりを早く設定出来ます。
それでは吸っていきたいと思います。
まずは縦穴3つバージョンのエアホールで、エアフローリングも全開にします。
吸いごたえはかなり軽く、ダイレクトラング(DL)ですね。
ミストもちゃんと冷却されているので熱くなりすぎず、ちょうど良い感じ。
…ただやはり味は若干薄いように感じます。コイルに対してエアーが多すぎるような印象です。
次に横穴2つ。こちらもエアフローのリングは全開。
先ほどよりミストの温度が上がりました。けっこう熱く感じます。
味は濃くなりましたが、やはりミストの熱さが気になります。甘いスイーツ系のリキッドには合うかもしれませんが、単純なフルーツ系のリキッドには合わない気がします。
最後は12個穴のエアホール。エアフローリングも変わらず全開で試します。
うん!これが一番しっくりきますね。ミストの温度は縦穴3つよりは少し熱くなりますが、程よく冷却されていて、尚且つ味も濃くでてくれています。
今回組んだプリメイドのクラプトンコイルにはこのエアホールがちょうどバランスで合っているようです。
エアフローリングも半開くらいにするとより濃く感じますが、今度はミストが熱くなりすぎるので全開がおすすめです。
もし単線で組むなら12個穴でエアフローリングも閉じ気味で吸うと良いでしょう。
ですがやはりこのサイズのエアホールなので、クラプトンコイルを使い爆煙で吸う方がこのアトマイザーらしい気がします。
そして意外だったのが、510の変換アダプターをつかって510規格のドリップチップで吸うこと。
アトマイザーのサイズに対して不恰好だなと思っていたのですが、試しにこれで吸ってみると丁度良く絞られて味が濃くなり美味しく吸うことができました。内径がベストマッチしたのでしょうか?これには驚きです。
最後に難点が一つ。
実は最初にこのアトマイザーを見た時から懸念していたのですが、エアフローリングがMOD
と近い位置にあるこのタイプのアトマイザーは、吸いきれずに中に残ったミストがジワっと溢れてMODを濡らしてしまう事があります。
僕が以前購入したアトマイザーでSERPENT SMMというRTAがあるのですが、こちらも同じようにエアフローリングが下部にありMODを濡らしてしまっていました。
正直、「やっぱりかー…」といったところ。対策としては、きちんと最後までミストを吸うことです。
これで多少は軽減されるのですが、あまりこの辺に気をつかい過ぎると使うのが億劫になってしまうので、ぜったい漏らしたくない人には向いていないアトマイザーかもしれません。
漏れても美味しければ良いというひとにはぴったりですよ(笑)
まとめ
〜良かった点〜
- 爆煙仕様
- 容量たっぷり持ち運べる
- 見た目も中身もイカつい
- 簡単に組めて美味しい
- 色々いじくり回して遊べる
やはり容量多く持ち運べるので気兼ねなく爆煙ができる点と、とにかくいじり倒して遊べるところが良い点だと思います。
〜悪かった点〜
- サイズが大きい
- エアフローからのちょい漏れ
- エアホールの設定に迷う
絶対に漏らしたくない人や、いつも同じ設定でしか使わない人にはあまり向かないアトマイザーかも知れませんが、たまには趣味趣向を変えてあまりもっていないタイプのアトマイザーを使ってみるのも新しい発見があったり楽しいものです。
いろんな角度からアプローチして楽しくVAPEを続けてみてはいかがでしょうか?
以上、REVOLVER RTA(VANDY VAPE)のレビューでした。
最後まで見ていただきありがとうございました!