SERPENT MINIやSERPENT ALTO等のSERPENTシリーズで有名なWotofo
最近は少しVANDY VAPEに押され気味な感じも否めませんが、それでも止まることなく新商品を展開し続けています。
少し前にRECURVE RDAというシングルコイル設計のRDAがリリースされ、話題になっていましたね。(もちろん僕も購入済み)
今回ご紹介するアトマイザーもシングルコイル設計ですが、果たしてどのような違いがあるのか?早速レビューしていきたいと思います。
NUDDGE RDA(Wotofo)
目次
NUDGE(ナッジ)RDAを開封!
開封していきます。
付属品をすべて出しました。付属品も必要最低限となっています。
以下が付属品一覧です。
〜キット内容〜
- NUDGE RDA 本体
- 説明書
- 交換用トップキャップ×2
- BF用コンタクトピン
- プラスドライバー
- コットン
- 交換用コイル
- 交換用イモネジ
- 510変換アダプター
説明書とGIVEAWAYカードです。
説明書も色々な言語で書かれていますが、日本語の表記はありません。
イラストがメインの説明書になっているので問題ないでしょう。
NUDGE(ナッジ)RDAのスペック
- 全長 32mm(ドリップチップ含め)
- 幅 22mm
- 重量 140g
- シングルコイル設計
- BF対応
NUDGE(ナッジ)RDAの外観
NUDGE RDAの全体像です。カラーはSSと迷ったのですがガンメタルにしてみました。
アトマイザーは磨いて光沢を出したいのでSSを選んでしまいがちですが、これはこれでアリですね。
カラーは全部で6種類。GUN METAL、SS、BLACK、RED、BLUE、GREENがあります。
このアトマイザーは“SUCK MY MOD”とのコラボ商品になります。
SUCK MY MODとはVAPE用品をYOUTUBEでレビューしている海外レビュワーです。
過去にはSERPENT SMMというコラボRTAもリリースしています。
底部
アトマイザーの底部です。ここにもSUCK MY MODのエングレービング。
初めからBF用のポジティブピンが取り付いていますが、通常のポジティブピンにも取り替え可能です。
ポジティブピンもかなり飛び出ているのでハイブリットのメカニカルチューブMODにも問題なく使用できるでしょう。
ドリップチップ
こちらはドリップチップ。810(ハーフインチ)サイズのドリップチップが最初からついています。
交換用のドリップチップはなくこのドリップチップのみです。
口元に向かってなだらかにテーパーになって広がっています。角も綺麗に丸く加工してあるので咥え心地も上々です。
510サイズに変換するアダプターも付属しているので、手持ちの510ドリップチップに交換可能です。
変換アダプター自体も薄く、飛び出ない形になっているので見た目もスッキリして好印象です。
トップキャップ
つぎはトップキャップです。実はキャップが2種類ついてきます。
外見はほとんど同じに作られているのですが、エアホールの大きさだけが違っています。
こちらはエアホールが大きい方のキャップ。エアフロー全開の状態です。
少し閉じた状態。
全閉にしようとするとデッキのエアホールから外れてしまうので、全閉にはできません。
エアホールの小さいほうのキャップでも同じ現象がおきます。
このようにエアフローの調整幅がかなり狭いのでわざわざ2種類のキャップを用意する必要があったのだと思われます。
両方ともエアホールの違いだけで、内部の形状も同じになっています。
縁が若干丸くドーム型に見えますが、ドリップチップの差し込み口付近に少し段差があるなど綺麗なドーム型とは言えない形をしています。
NUDGE(ナッジ)RDAのデッキ
ではデッキを見ていきましょう。SUCK MY MODコラボ商品の為か、SEPENT SMMに似た構造になっています。
ウェルはあまり深くなく、幅も狭いのでスコンカーで使用する前提で作られているのでしょう。BFピンが最初から取り付いているのもその為かと思います。
ワイヤーの固定はネジで固定します。4点止める位置があるので、右巻き左巻きどちらのコイルでも止められます。
ワイヤーも外側に飛び出さないように角が立っているのでビルドも楽に組めそうです。
少し見にくいのですが、エアホールは斜め下にむかってエアーが流れるように角度がついています。
NUDGE(ナッジ)RDAでビルド
それでは早速ビルドしていきたいと思います。今回は付属のフューズドクラプトンのコイルを使用します。
キャップより一段内側でワイヤーの足を切ることができるので、キャップに当たってショートする心配もなさそうです。使いやすさを求めたこのような配慮は嬉しいですね。
コイルの位置はすこしだけ下げて、エアーが大体コイルの真ん中に当たるように調整しています。
均一に熱せられるように調整しながら焼き入れをしていきます。
コイルが冷えたらコットンを通していきます。ドリッパーなのであまりすいたりしていません。
コットンをそのまま通して適当な長さに切って納めるだけです。
NUDDGE(ナッジ) RDAを吸ってみた
リキッドはJABAKOのLUCKEY NUMBERを吸っていきます。
アイリッシュコーヒーとパイプと葉巻タバコ風味が美味しいリキッドです。
抵抗値はMOD読みで0.25Ω。抵抗値がかなり低めに出でいるのでデュアルバッテリーのMINIKIN2に乗せて使用します。いつも通り3.7Vに設定して53Wとなりました。
パフするとなかなかの煙量です。立ち上がりもかなり早いのでNiのワイヤーっぽい気がします。
それでは吸ってみましょう!
まずはドローの重さですが、軽めのDL(直肺)といった感じです。
エアホールの大きい方、小さい方で若干重さが変わりますが、そこまで大差はないように感じます。
肝心の味の方はなんだか思ったより味が薄い…。というかミストが熱すぎる。
このリキッドにはすこし熱量が多すぎたのでしょうか。味はするのですがこのリキッドの最大限美味しいところとは程遠いような感じです。
仕方なくカンタルの24ゲージのワイヤーを7巻で組み直してみました。抵抗値は0.65Ωです。
では吸っていきます。
さっきよりはミストも熱くなくすいやすくはなりましたが…。なんだろうさっきからこの物足りないような感じは。
背が低いアトマイザーなのでふんわりミストというよりはリキッドの粒がとんでくるような、直接味を感じさせるアトマイザーだと思っていたのですが、妙にあっさりしている感じ。
それなりに味はするのですが、やはりリキッドの最大限を引き出してくれるような感覚はありません。
いい意味でまろやか、悪く言うと物足りない。
最近なにも考えずに組んで美味しいアトマイザーを使いすぎたせいなのか。
もっといいセッティングや相性のいいリキッドがあるのかもしれませんね。
組み直している時に、ひとつ気になった箇所があります。
(使用後なので汚くてすみません)
ワイヤー固定のピスとポールの間に若干の隙間があって、単線で組むと内側に逃げてしまいコイルが固定しづらい!
角が立っている外側には逃げないのですが、単線だと逆に内側に入ってしまうのでワイヤーを押さえながら組む必要があり少し厄介でした。
基本的にクラプトンなどの太めのワイヤーで組むことを想定しての設計なのでしょう。
単線ではなかなか組みにくく、少しストレスを感じてしまいました。
まとめ
〜良かった点〜
・22mmで高さも低いのでコンパクト
・ワイヤーの固定が4点あるのでどの向きのコイルでも組める
・キャップが二つあるのでなんとなくお得
良いところがちょっと少なめになってしまいましたが、もうここは正直にいきましょう(笑)
〜悪かった点〜
・ミストが熱め
・単線は組みにくい
・味がマイルドになりすぎる
・キャップを変えてもそんなにドローが変わらない
悪い点のほうが多くなってしまって残念ですが、はっきり言って何向けのアトマイザーなのかわからないなぁといった感じ。
フレーバー寄りでもなく爆煙でもなく、しかもよく使うであろう単線だと組みにくい(人によるとは思いますが)
同じWotofo製品のシングルコイル用アトマイザーであるRECURVE RDAの方が、断然フレーバーも組みやすさも断然上でしょう。
どちらを買うかで迷ったら間違いなくRECURVEの方がオススメできると思います。
今回は少し厳しめのレビューになってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
機能的には若干難ありですが、見た目のコンパクトさと最近では少なくなってしまった22mmのシングルコイル用アトマイザーと言う点がおそらくセールスポイントだと思います。
気になった方はぜひ購入してみてください。またおすすめのセッティングなどもありましたらぜひ教えていただけるとありがたいです!
以上、NUDGE RDA(Wotofo)アトマイザーレビューでした!
最後までご覧いただきありがとうございました。