こんにちは、夏を思わせる日差しに、季節の移ろいは早いものだなと感じています。
今回はEleaf iJust 21700スターターキットを皆様にご紹介させて頂きます。
最後までお付き合い頂けましたら光栄で御座います。
では早速いきましょう。
Eleaf iJust 21700スターターキットは、Eleafが製造・販売するVAPEです。
VAPE(電子タバコ)とは、様々なフレーバーのリキッドをコイルで加熱し、その蒸気をタバコのように味わう嗜好品です。
多くは充電式のバッテリーを内蔵するMODと言われる、本体にコイルが収められたアトマイザーというパーツを合わせて使用します。
フレーバーの種類が無数に存在し、ニコチンもタールも含まないことから禁煙を目的にVAPEを始める人も多いようです。
まだまだ万人に浸透しているとまでは言えませんが、最近では喫煙所などでも見かける機会が多くなってきました。
海外ではジョニー・デップやレディー・ガガなど愛好者が多く、メジャーになってきています。日本でもテレビドラマでVAPEを吸ってるシーンがありましたね。芸能人を中心に禁煙グッズとしてのみならず、新しいカルチャーとして広がりを見せています。
この記事では、Eleaf iJust 21700 スターターキットのレビューをはじめ、使い方、吸い方、詳細な設定を紹介します。
目次
Eleaf iJust 21700 スターターキットのパッケージ
やや大きめの箱です。しっかりした作りで老舗ならではの高級感があります。
箱は二重になっていて上段にはMODとアトマイザーが格納されています。
Eleaf iJust 21700 スターターキットのアイテム内容
スターターキットということもあり付属品は潤沢に揃っています。
充電用のUSBケーブル、予備のガラスチューブ、予備のコイル、Oリング類の予備、それから18650バッテリーを21700サイズに変換するシリコン製のアダプターです。
ワーニングカードがきちんと付いている点は安全面への配慮が感じられ大手の安心感があります。
MODとアトマイザーそれぞれにマニュアルが用意されています。
マニュアルは日本語に対応しているのでVAPEに慣れていない初心者でも安心です。
コイルは抵抗値が0.2Ω、メッシュコイルを採用しています。
コイル中央に見えるポールから外側のメッシュに向かってエアが吹き出す構造になっています。
18650のバッテリーはそのままではこのMODに合わないため、このようにアダプターを使います。
<付属アイテム一覧>
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- iJust 21700 テクニカルMOD本体
- 21700バッテリー(MODに収納)
- ELLO Duro クリアロマイザー本体
- HW-M2 0.2ohm Head (アトマイザー組込済/スペア)
- アトマイザー予備パーツ(Oリング、ガラスチューブ)
- 18650バッテリーアダプター
- micro USB ケーブル
- ユーザーマニュアル(英語or日本語)
Eleaf iJust 21700 スターターキットのレビュー
iJust 21700は初心者でも使いやすい1ボタンのMODです。
安全機能などはきちんと搭載されていながらシンプルな操作で爆煙を楽しめます。
スペック
価格 | 6,980円 |
サイズ(mm) | 高さ 148mm×外径25mm |
重量(g) | 110g |
サイズ感的には21700バッテリーを採用していることもあり、しっかりした大きさと握り心地があります。
MOD(本体)
非常に細かいヘアライン加工が施され高級感があります。
シックなパターンのエングレービングが落ち着きがあるデザインの中に未来的なテイストをプラスしています。
スペック
サイズ(mm) | 高さ 95っm×外径25mm |
出力モード | Bypass |
ワット数範囲 | 最大80w |
抵抗値範囲 | 0.1-3.0ohm |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 21700シングルバッテリー(18650アダプター付属) |
引用元:Eleaf公式サイト(http://www.eleafworld.com/)より
<パフボタン>
おしゃれなデザインのパフボタンはしっかりした作りでガタつきがありません。
<アトマイザーの取り付け部分>
510規格のスプリング式になっており、25mmまでのアトマイザーが違和感なく装着できるサイズです。
<MOD底部分>
MOD底部のキャップにはきちんとベントホールが設けられています。
<バッテリーのキャップ>
マイナス端子がバネ式になっていてMOD内でのバッテリーのガタツキをおさえています。
<バッテリー挿入口>
キャップを外すと中に21700バッテリーが予めセットされてあります。
MOD上部がプラス側になっているのでバッテリーの向きに注意してください。
アトマイザー(リキッドを入れるタンク)
ここからアトマイザーを見ていきましょう。
アトマイザーはリキッドをミストに変える部分。VAPEの味の良し悪しに最も影響の多い部分です。
今回のアトマイザーはクリアロマイザー。クリアロもしくはタンク、と呼ばれることもあります。
交換式のコイルユニットを装着し、ガラスチューブとコイルユニットの間にリキッドを注入して使用します。
交換式のコイルユニットを使うことでコイルを自作する必要が無いく、またタンク内にある程度の量のリキッドを保持することができるので、リキッドを補充する回数が少なくて済むという2つの点で簡単に使い始めることができます。
アトマイザーには色々なタイプがありますが、初めてVAPEを使う方にはこの「クリアロマイザー」というタイプのアトマイザーがお勧めです。
キットに含まれているELLO Duroクリアロマイザーです。
中央部のポールからエアが噴出し、メッシュコイルに当たるという特殊な構造のコイル「HW-M2」を搭載し、爆煙ながらもミスト温度がきちんと冷やされた状態で味わうことのできる一品です。
ワイドボアなドリップチップとそろばん型のタンク部分は共通のマーブルデザインが施され一体感と高級感を醸し出しています。
底部には無断階式のエアフローコントロールを搭載し、きめ細やかなエアフローコントロールが可能になっています。
エアの量によって味が変わるので、ここを調整して好みの味わいに設定できるようになっています。
<ELLO Duro クリアロマイザーのスペック>
直径(mm) | 25mm |
高さ(mm) | 50mm |
リキッド容量 | 5.5ml |
ネジのタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用 |
コイル | HW-M2 |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップフィル |
素材 | ステンレス |
引用元:Eleaf公式サイト(http://www.eleafworld.com/)より
<エアホール>
大きく開口したエアホールが3つあいています。エアフローはなるべく大きめに開けてダイレクトラングで使用するほうがこのアトマイザー本来の良さを引き出せると思います。
<ドリップチップ>
マーブル柄が施された樹脂製のドリップチップです。
アトマイザーとの接続は独自規格なので、510ドリップチップを使用することはできません。
ワイドボアで、発生したミストをそのまま口に運び、爆煙を実現します。
<リキッドチャージ部分>
アトマイザーのキャップはスライド式になっていて、リキッドチャージの手間を軽減します。
<コイル>
付属のHW-M2コイルはプリインストールとスペアの合計2個が付属します。
中心のポールから外側に向かってエアが吹き出し、メッシュコイルに当たってミストを拾う構造です。
持ち歩きのしやすさ
21700バッテリーを搭載することで外径が25ミリとやや大きく、重量もそれなりにありますが、チューブ型なので、てのひら全体で握りやすくファイア時の親指の位置も無理のない形になっています。
チューブ型なのでカバンのポケットに入れておくにも適しており、携帯性がそれほど悪いとは思いません。
VAPEの使い方
1.MODにバッテリーをセットする
2.アトマイザーからタンクを外す
3.アトマイザーからコイルを取り出す
スレッド式になっているベースパーツにコイルをセットします。
ここでの締め込みが甘いとリキッド漏れの恐れがあるので、ある程度きちんと締め込みましょう。
この段階で予めコイルのコットン部分に数滴、リキッドを垂らしておくと浸透が早く便利です。
4.アトマイザーにタンクをセットする
5.MODにアトマイザーをセットする
6.アトマイザーのタンクにリキッドをチャージする
トップキャップをスライドさせ、リキッドチャージホールを露出させ、リキッドを注入します。
7.電源を入れる
ファイアボタンを5クリックするとファイアボタンの周囲のLEDが点滅します。
8.パフボタンを押してミストを吸う
パフボタンを押してミストを吸います。
ミストが出ない場合はアトマイザーがきちんと装着されているか確認しましょう。
Eleaf iJust 21700 スターターキットを吸ってみた感想
爆煙ながら上品な味わいで、メッシュコイルにありがちな高温によるフレーバーの「飛び」が他の爆煙アトマイザーに比べて少ないように思われます。
また、スピットバックが少ないこともこの特殊なコイルの構造によるものであると思われます。
パフボタンを押してからの反応も早く、ストレスなく味わうことができます。ドリップチップの口当たりも柔らかく良い吸い心地です。
液漏れのしやすさ
1日放置しましたが、リキッドが漏れることはありませんでした。
何週間も全く漏れないということは無いとは思いますが、漏れに強い構造のコイルだと思います。
VAPEの吸い方
VAPEの吸い方には大きく分けてMTLとDLという2種類があります。
MTL(マウストゥーラング)とは
少ないミスト、重いドローが特徴。
1Ω前後の高抵抗なコイルを使用することが主流です。
吸い込んだミストをいったん口の中に貯めます。
ミストが濃縮され、より濃い味を楽しむことができます。
エアホールを絞り、内径の細いドリップチップを用いることが多く、タバコ系のリキッドなどはこの方法で吸うほうが美味しい場合が多いです。
DL(ダイレクトラング)とは
エアホールを大きく開き、内径の大きなドリップチップを使用します。
低抵抗のコイルを用い、大量のミストを発生させ、それを直接、肺に吸い込みます。
たくさんのミストを思い切り吐き出す感覚はVAPEならではの楽しみがあります。
フィリピン製のフルーツ系リキッドなどはこちらの吸い方のほうがより味が出る場合があります。
バッテリーの充電について
MODにUSBケーブルを接続し、バッテリーを充電することができます。約1〜2時間でフル充電になります。
コイルの交換時期
コイルは消耗品です。使用頻度によりますがだいたい1週間ほどが限度だと思います。
味が出にくくなったり焦げ臭くなったりしたらコイルを交換しましょう。
Eleaf iJust 21700 スターターキットのまとめ
21700という大容量バッテリーを採用したことで低抵抗値でも長時間のパフに耐えられる点、またバッテリーが交換可能なので、万一バッテリー切れを起こしてもスペアを用意しておけば続けて吸えるという2点で、非常に可用性の高いキットになっています。
付属のELLO Duroタンクはミスト量と味を両立させている点で、これまでのクリアロマイザーを一線を画す仕上がりになっています。
DLやMTLなど、細かいことはともかく、現時点での標準的なスペックで高いクオリティを持っているので、初めてのVAPEに適しているキットだと感じました。