Mini Minikin 50W Complete Kit(ミニミニキン) スターターキットをレビュー|ASMODUSのボックス型VAPE

投稿日:2018/05/27 15:00
最終編集日:

Mini Minikin 50W Complete Kit

今回紹介するVAPE、Mini Minikin 50W Complete Kitは、ASMODUSが製造・販売するVAPEです。

ASMODUSはアメリカの有名メーカー。

機能性の高さ、デザイン性、加工精度などあらゆる面で信頼のあるメーカーです。

VAPE(電子タバコ)とは、様々なフレーバーのリキッドをコイルで加熱し、その蒸気をタバコのように味わう嗜好品です。

多くは充電式のバッテリーを内蔵するMODと言われる本体にコイルが収められたアトマイザーというパーツを合わせて使用します。

フレーバーの種類が無数に存在し、ニコチンもタールも含まないことから禁煙を目的にVAPEを始める人も多いようです。

まだまだ万人に浸透しているとまでは言えませんが、最近では喫煙所などでも見かける機会が多くなってきました。

海外ではジョニー・デップやレディー・ガガなど愛好者が多く、メジャーになってきています。

日本でもテレビドラマでVAPEを吸ってるシーンがありましたね。

芸能人を中心に禁煙グッズとしてのみならず、新しいカルチャーとして広がりを見せています。

この記事では、Mini Minikin 50W Complete Kit のレビューをはじめ、使い方、吸い方、詳細な設定を紹介します。

Mini Minikin 50W Complete Kit のパッケージ

Mini Minikin 50W Complete Kit

しっかりした化粧箱に入ってます。

パッケージサイズは9✕11.5✕3.8センチと、全部入りのスターターキットとしてはコンパクトに収まってます。

Mini Minikin 50W Complete Kit

裏面には製品のスペックや注意事項が書かれています。もちろん説明書にも同様の記述があるので詳細は後述。

Mini Minikin 50W Complete Kit

側面にはコピー防止のためのスクラッチが付いています。

銀色部分をこすって剥がして、QRコードから飛べる認証画面で認証します。コピーじゃなくて、きちんとした正規品ですよっていう保証ですね。

Mini Minikin 50W Complete Kit

こちらの面には「21+」「ADULT USE ONLY」の表記。これがあるメーカーは意識高い感じがして好感持てますね。

VAPEはおとなになってから!

Mini Minikin 50W Complete Kit

開けるとこんな感じ。

スポンジの中にひとつひとつ丁寧に収められてます。

このスポンジの下に説明書なんかが入っています。

Mini Minikin 50W Complete Kit のアイテム内容

MOD(本体)、アトマイザー、バッテリー、替えのコイルと一揃えすべてが揃ったキットです。

これに加えて好みのリキッドさえあれば簡単にVAPEを始めることができます。

最近では実店舗もネットショップも充実してきているので、リキッドも簡単に買えるようになってると思います。

もちろんAmazonや楽天でも売ってますしね。

VAPEを簡単に始められるという点でバッテリーを含んでいるこの構成は完璧だと思います。

Mini Minikin 50W Complete Kit

初見だとわかりにくいかもしれませんが、MODなどが収まっているスポンジの下に説明書類が入っています。

付属アイテム一覧

  • Mini Minikin 50W テクニカルMOD本体
  • 18500バッテリー
  • Ohmlette Tank クリアロマイザー
  • Ohmlette コイル 0.8Ω (アトマイザー組込済) / Ohmlette コイル 0.4Ω
  • アトマイザー用のOリングの予備
  • micro USB ケーブル
  • ユーザーマニュアル(英語)
  • CAUTION カード
  • ワランティーカード

Mini Minikin 50W Complete Kit のレビュー

それではひとつひとつレビューしていきましょう。

まずは簡単なスペックから。

Mini Minikin 50W テクニカルMOD スペック

価格 8,380円(セット価格)
サイズ(mm) 高さ65mm×幅24mm×奥行38mm
重量(g) 120g(本体のみ)
152g(バッテリー含む)

Ohmlette Tank クリアロマイザー スペック

サイズ(mm) 外径24mm×高さ37.5mm(接点部分除く)
重量(g) 38g
Mini Minikin 50W Complete Kit

掌にすっぽり収まる小ささ

握り込むとこんな感じ。MOD部分はほぼ手の中に隠れます。

MOD(本体)のレビュー

Mini Minikin 50W Complete Kit

全体的に、手にしっくり馴染むマットな質感。

上部にASMODUSのロゴ。

波状のラインは全体にぐるりと入っているあたり隙の無いデザインです。

小型のMODってチープになりがちなんですが、さすがは実績のあるASMODUS。しっかりした高級感があります。

MODについての詳細なスペックは以下。

Mini Minikin 50W テクニカルMOD スペック

サイズ(mm) 高さ65mm×幅24mm×奥行38mm
重量(g) 120g(本体のみ)

152g(バッテリー含む)

出力モード VW / カーブモード / 温度-Ti系 / 温度-Ni系/温度-SS / TCR / TFR
最大出力電流 15A
最大電圧 7.5V
ワット数範囲 5w~50w
温度数範囲 212F~572F / 100℃~300℃
抵抗値範囲 0.1-2.5ohm
充電ポート microUSB (DV5V 1A)
バッテリー 18500シングルバッテリー

パフボタン

Mini Minikin 50W Complete Kit

パフボタン、鏡面仕上げです。自分が写り込まないように撮影するのが大変、というぐらいの鏡面。

しっかりしたクリック感で高級感があります。小型のMODにしては大きめのボタンなので、親指の腹でも楽に押せます。

サブボタン

Mini Minikin 50W Complete Kit

こちらも鏡面仕上げできちんとクリック感があります。向かって右側がプラス、左側がマイナスのボタンです。

モニター

Mini Minikin 50W Complete Kit

液晶はシンプルな角丸の四角型。解像度はそれほどでもないですが十分な輝度があります。

Mini Minikin 50W Complete Kit

ワッテージ表示などメインになるパラメータは大きなフォントで示されているので視認性は良いです。

アトマイザーの取り付け部分

Mini Minikin 50W Complete Kit

アトマイザー接続部は510接続のスプリング式。24ミリのアトマイザーでピッタリなので25ミリのアトマイザーを乗せると少しはみ出す格好になります。

USBポート

Mini Minikin 50W Complete Kit

USBポートはこちらの面にあります。充電だけではなくファームウェアアップグレードの際にもこのUSBポートを使用します。

バッテリーのキャップ

底面がバッテリーの挿入口になっています。

キャップはスライド式。開けてみると中にUSBケーブルが仕舞われてました。

ちょっとびっくりしましたが、パッケージを小さくする工夫ですね。

ベントホール(バッテリーがショートした際に出すガスを逃がすための穴)もきちんと開いています。

アトマイザー(リキッドをミストに変化させる部分)

ここからアトマイザーを見ていきましょう。

アトマイザーはリキッドをミストに変える部分。VAPEの味の良し悪しに最も影響の多い部分です。

今回のアトマイザーはクリアロマイザー。クリアロもしくはタンク、と呼ばれることもあります。

交換式のコイルユニットを装着し、ガラスチューブとコイルユニットの間にリキッドを注入して使用します。

交換式のコイルユニットを使うことでコイルを自作する必要が無いく、またタンク内にある程度の量のリキッドを保持することができるので、リキッドを補充する回数が少なくて済むという2つの点で簡単に使い始めることができます。

アトマイザーには色々なタイプがありますが、初めてVAPEを使う方にはこの「クリアロマイザー」というタイプのアトマイザーがおすすめです。

Mini Minikin 50W Complete Kit

キットに含まれているクリアロマイザー、「Ohmlette Tank」です。

Ohmってのはオームの法則のオーム、抵抗値のことですね。これと”Omelette(オムレツ)” をかけたシャレでしょうか。

初心者向けキットの中ではミスト量はやや多めのタイプ。

ビカビカしない落ち着いたブラックにOリングの紫がセクシーです。

エアホールはボトム部に2箇所開いていて、無段階で調整可能。

AMODUSのロゴが入ってる部分ですね、ここを回してエアホールの開き具合を変えることで、コイルに当たるエアの量を変化させミストの量や濃さを好みに合わせることができます。

ドリップチップは最も広い部分で13ミリ弱。

ドリップチップは大きく分けてテーパーで絞られているタイプ、ストレートタイプ、テーパーで広がっているタイプがあります。

今回のものは根本から先端部にかけてテーパーで広がっているタイプ。

このタイプは結露したリキッドの粒が口に入ってくることが少ないこととミストの量が多いことがメリットとして挙げられます。

Ohmlette Tankのスペック

直径(mm) 24mm
高さ(mm) 37.5mm(コンタクト部分除く)
リキッド容量 不明
ネジのタイプ 510
ドリップチップ 専用
コイル 0.4Ω / 0.8Ω
エアフロー ボトムエアーフロー
リキッドチャージ トップフィル
素材 ステンレス / パイレックスガラス

Ohmlette Tankのエアホール

Mini Minikin 50W Complete Kit

全開にすれば非常に軽いドロー感になります。

無段階調整式なので、好みのドロー感に調整することができます。

Ohmlette Tankのドリップチップ

Mini Minikin 50W Complete Kit

ワイドボアなドリップチップ。

アトマイザーの上部にネジで締め込むタイプで、トップキャップの役割も兼ねています。

アトマイザーにリキッドを補充する時はこのパーツを外して補充を行います。

Ohmlette Tankのリキッドチャージ部分

Mini Minikin 50W Complete Kit

ドリップチップ兼トップキャップのパーツを回し外すとリキッドホールが露出するので、そこからリキッドを注入します。

Ohmlette Tankのコイル

Mini Minikin 50W Complete Kit

このキットには2種類のコイルが1つずつ付属します。

0.8Ωのコイルと0.4Ωのコイルですね。

一般的に抵抗値が高いほうが味が良く抵抗値が低いほうがミスト量が多いと言われていますが、コイルの材質や巻数など様々な条件によって変化しますので、一概にそうとも言えません。

ただ、今回の2つのコイルについて言えば0.8Ωのほうが美味しかったです。

国内通販で5個入り1,800円ほど。

コイルは消耗品ですが、1つでだいたい1週間ほど持ちます。

使用頻度によって変動しますが、月のコストで考えるとだいたい1,000〜1,500円といったところでしょうか。

Mini Minikin 50W Complete Kit

左が0.8Ω、右が0.4Ωのコイルです。

電熱線を巻いたコイルの周りにコットンが巻かれており、下部から取り込んだエアがコイルの中心を通りドリップチップを経て口に入ってくる構造ですね。

コットンの質が悪いと特有の変な臭いがしたりするものですが、このコットンは大丈夫でしたね。

また、リキッドの供給量も適切でジュルジュルしたり、逆にリキッドの供給が遅くコットンが焦げてしまうようなこともありませんでした。

持ち歩きのしやすさ

Mini Minikin 50W Complete Kit

こんな感じで掌に握り込めるサイズ感です。

通勤用のカバンにはもちろん、小さめのヒップバッグなどに入れても邪魔になりません。

このサイズのMODにしては重めですが、あくまで「このサイズにしては」です。

VAPEのキットとして考えたときにはやや軽い部類だと思います。

VAPEの設定方法

今回のMOD「Mini Minikin 50W」は様々なモードを搭載していますが、セットのクリアロマイザーを使う場合は主に「VWモード」を使用します。

最初はこのVWモードを押さえておけばOKです。

VWは「Variable Wattage(バリアブル・ワッテージ)」の略。つまりワッテージを自由に変更できるモードなんですね。

今回のクリアロマイザーには0.4Ωと0.8Ω、2種類のコイルが付属しており、それぞれに「推奨ワッテージ」が設定されています。

Mini Minikin 50W Complete Kit

たとえば0.8Ωのコイルの場合は「25〜40W」に設定しましょう、と書かれています。

ワッテージが高いほどコイルの温度が高くなるので、ミストの量が増えます。

また、リキッドごとに「美味しく吸える温度」というものが傾向としてあるので、ワッテージを増減させて「美味しい温度」を探すのも楽しいものです。

初心者におすすめのワット数

たいていの人は初めてVAPEを吸うときに、ミスト量に慣れずにむせてしまうと思います。

筆者もそうでした。ですので、コイルに設定されているワッテージの下限から試していって少しずつ上げていくのが良いと思います。

ワッテージが低すぎると霧化しきれなかったリキッドが口の中に入ってきてしまうことがありますが、推奨ワッテージの下限であれば大抵のリキッドはきちんと霧化するはずです。

リキッドによっては高めの温度のほうが本来の味が出るものもあるので、少しずつ上げていきながらベストなスポットを見つけると良いでしょう。

ワット数の設定方法

  1. ファイアボタンを5クリックしてVAPEの電源を入れる
  2. プラスマイナスのボタンを押してワット数を上下させる

操作はこれだけ。VWモードは非常に簡単です。

Mini Minikin 50W Complete Kit の爆煙設定方法

トップクラスの爆煙機ではありませんが、0.4Ωのコイルを使用することでかなりのミスト量を得ることができます。

出力を上げるため電池を多く消費してしまう難点はありますが、このキットを爆煙運用する方法を紹介します。

爆煙設定の方法

  1. 0.4Ωのコイルをクリアロマイザーにセットする
  2. 5クリックしてVAPEの電源を入れる
  3. プラスボタンをクリックしてしてワット数を50Wに設定する

VAPEの使い方

この章ではMini Minikin 50W Complete Kitを使った、VAPEの使い方を紹介します。

1.MODにバッテリーをセットする

Mini Minikin 50W Complete Kit

バッテリーのプラスがアトマイザー側に来るようにセットします。

2.アトマイザーの上部パーツを外す

Mini Minikin 50W Complete Kit

上部パーツを反時計回りに回すとこのように外れます。

固い場合は両手にゴム手袋を付けると楽に、かつ安全に外せます。

3.コイルの交換

Mini Minikin 50W Complete Kit

最初は0.8Ωのコイルがセットされています。

0.4Ωのコイルに変更することでよりミスト量を増やせます。

コイルの交換が必要なければこの工程はスキップしてください。

4.アトマイザーにリキッドを入れる

Mini Minikin 50W Complete Kit

ガラスチューブをセットする前に、コイルにリキッドを軽く垂らしておきます。

こうすることでコイル内のコットンにより早くリキッドを供給させ、焦げ付きを防ぎます。

垂らしすぎるとジュルジュルしたり漏れの原因になったりするので注意しましょう。

Mini Minikin 50W Complete Kit

コイルをセットしたらトップパーツを戻し、このようにタンク内をリキッドで満たします。

ドリップチップ兼トップキャップを締めればアトマイザーの準備は完了です。

5.MODにアトマイザーをセットする

Mini Minikin 50W Complete Kit

アトマイザーをMODにセットします。

接続部はネジ式になっているので時計回しに締めればOKです。

6.電源を入れる

Mini Minikin 50W Complete Kit

ファイアボタンを5クリックしてMODを起動します。

電源が入らない場合は電池の向きを確認しましょう。

7.パフボタンを押してミストを吸う

Mini Minikin 50W Complete Kit

ファイアボタンを押すとミストが発生します。

ドリップチップに唇を当て、吸い込みながらファイアボタンを押しましょう。

吸わずにファイアボタンを押し続けるとコイルを焦がしてしまうので要注意です。

ミストが出ない場合、もしくは弱い場合はワッテージの設定がコイルの推奨値内であるか確認しましょう。

Mini Minikin 50W Complete Kit を吸ってみた感想

コットン特有の嫌な臭いや機械油の臭いなどもなく、とてもクリアにVAPEを味わうことができます。

ドリップチップがワイドボア(大口径)なので多めのミストで味の出るリキッドに合うなというのが第一印象。

フルーツ単品のリキッドなどよりは、複雑な調合のリキッドに合います。

シリアル系やスイーツ系などのリキッドにとてもマッチします。

エアホールは開いて多めのミストで楽しんだほうがこのアトマイザーのポテンシャルを引き出せると思います。

液漏れのしやすさ

リキッドを入れたまま3日ほど放置しましたが、エアホールからリキッドが漏れる事はありませんでした。

このコイルは漏れ耐性がある程度強いと思います。

長期間吸わない場合はアトマイザーをMODから外して逆さまで保存するとより安心です。

VAPEの吸い方

VAPEの吸い方には大きく分けてMTLとDLという2種類があります。

MTL(マウストゥーラング)とは少ないミスト、重いドローが特徴。

1Ω前後の高抵抗なコイルを使用することが主流です。

吸い込んだミストをいったん口の中に貯めます。

ミストが濃縮され、より濃い味を楽しむことができます。

エアホールを絞り、内径の細いドリップチップを用いることが多く、タバコ系のリキッドなどはこの方

で吸うほうが美味しい場合が多いです。

DL(ダイレクトラング)とはエアホールを大きく開き、内径の大きなドリップチップを使用します。

低抵抗のコイルを用い、大量のミストを発生させ、それを直接、肺に吸い込みます。

たくさんのミストを思い切り吐き出す感覚はVAPEならではの楽しみがあります。

フィリピン製のフルーツ系リキッドなどはこちらの吸い方のほうがより味が出る場合があります。

バッテリーの充電について

MODにUSBケーブルを接続し、バッテリーを充電することができます。

約1〜2時間でフル充電になります。

0.4Ωのコイルで連続使用すると30分ほどでバッテリーが空になりますが、0.8Ωのコイルで普通に使えば半日ほどは持つでしょう。

コイルの交換時期

コイルは消耗品です。

使用頻度によりますがだいたい1週間ほどが限度だと思います。

味が出にくくなったり焦げ臭くなったりしたらコイルを交換しましょう。

Mini Minikin 50W Complete Kit のまとめ

リキッドを除き、VAPEを始めるために必要なもの全てが揃ったキットです。

交換用コイルも国内ネット通販で調達できますし、小型で持ち運びがしやすく初めてVAPEに触れる人にとっても分かりやすいキットだと思います。

MODの機能的にも拡張性が高く、長く使えるものだと思います。

充電式バッテリーはいずれヘタってしまうものなので、内蔵式ではない点も長期的に見ると非常にポジティブです。

初めて買うVAPEとして最適で、しかも長く使える良いキットですね。

この記事でメインに紹介した商品の口コミ


  • コスパ(価格)
    (4.5)
    デザイン
    (4.5)
    持ち運びやすさ
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    (3.5)
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    満足度
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